症例種別
乳腺(0~2件表示/全3件中)
第31回日本臨床細胞学会九州連合会学会スライドカンファレンス症例 4
種別:乳腺
出題:県立宮崎病院 病理診断科 島尾 義也 先生
年齢 | 40歳代 | 性別 | 女性 |
---|---|---|---|
採取部位 | 乳腺 | 採取方法 | 穿刺吸引 |
検体処理法 |
臨床所見
既往歴:
なし
現病歴:
検診にて、左乳腺外側下方に腫瘤を触知され、超音波診断にて境界明瞭粗造、後方エコーやや減弱する低エコー腫瘤を認めたため、当院外科を紹介受診された。
画像上、悪性を否定できず穿刺吸引細胞診を行った。
正解 | 4.Collagenous spherulosisを伴う乳管上皮増殖性病変 |
---|
▼選択肢及び投票結果
1.腺様嚢胞癌 | 40件 | (29.0%) | |
---|---|---|---|
2.非浸潤性乳管癌 | 2件 | (1.4%) | |
3.乳頭腺管癌 | 1件 | (0.7%) | |
4.Collagenous spherulosisを伴う乳管上皮増殖性病変 | 85件 | (61.6%) | |
5.基質産生癌 | 10件 | (7.2%) | |
投票総数 | 138件 | (100%) |
第35回日本臨床細胞学会九州連合会学会(宮崎)スライドカンファレンス症例5
種別:乳腺
出題:鹿児島大学医歯学総合研究科 病理学分野 北薗育美 先生
年齢 | 40歳代 | 性別 | 女性 |
---|---|---|---|
採取部位 | 乳腺、左、C領域 | 採取方法 | 乳腺穿刺吸引 |
検体処理法 |
臨床所見
既 往 歴:2型糖尿病
現 病 歴:約5ケ月前に発熱、左乳房痛があり、乳腺炎と診断された。抗生剤投与で軽快したが、胸背部痛、腰痛、微熱が続いていた。精査のためのCT画像で、左乳腺外側に不整な造影効果が認められ、乳癌が疑われた。エコーでは、左C領域に6×5㎝大の低エコー域を認めた。同部位より、穿刺吸引細胞診および吸引式組織生検(VAB)が行われた。
正解 | 5.混合型浸潤性小葉癌 |
---|
▼選択肢及び投票結果
1.管状癌 | 2件 | (2.1%) | |
---|---|---|---|
2.硬化性腺症 | 3件 | (3.1%) | |
3.浸潤性小葉癌 | 18件 | (18.6%) | |
4.浸潤性乳管癌 | 17件 | (17.5%) | |
5.混合型浸潤性小葉癌 | 57件 | (58.8%) | |
投票総数 | 97件 | (100%) |