スライドカンファレンス

症例種別

消化器・口腔(5~6件表示/全6件中)

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第36回日本臨床細胞学会九州連合会学会(大分)スライドカンファレンス症例5

種別:消化器・口腔

出題:九州歯科大学 健康増進学講座 口腔病態病理学分野 矢田 直美

年齢 70歳代 性別 男性
採取部位 口底部 採取方法 歯間ブラシ擦過
検体処理法 従来法,LBC法 (ThinPrep)    

臨床所見

既往歴:前立腺癌(10年前),高血圧症,逆流性食道炎
現病歴:かかりつけ内科医に口底部腫瘤を指摘され受診となった。初診時,舌下小丘すぐ横に10×10mmの軽度硬結を触れる腫瘤を認めたため,擦過細胞診が行われた。


  • 従来法 Pap ×40

  • 従来法 Pap ×40

  • 従来法 Pap ×40

  • LBC Pap ×40

  • LBC Pap ×40
正解 3.類基底扁平上皮癌
▼選択肢及び投票結果
1.上皮内癌 1件 (1.6%)
2.高分化型扁平上皮癌 7件 (10.9%)
3.類基底扁平上皮癌 36件 (56.2%)
4.粘表皮癌 14件 (21.9%)
5.腺癌 (前立腺癌の転移) 6件 (9.4%)
投票総数 64件 (100%)  
 

第38回日本臨床細胞学会九州連合会学会(熊本)スライドカンファレンス症例3

種別:消化器・口腔

出題:甲斐 敬太 佐賀大学医学部附属病院病理部

年齢 60代 性別 男性
採取部位 胆汁 採取方法 経皮経肝胆道ドレナージ
検体処理法    

臨床所見

既往歴:潰瘍性大腸炎治療中。
現病歴:難治性の十二指腸潰瘍を合併し、通過障害をきたしていた。閉塞性黄疸が出現し、精査で原発性硬化性
    胆管炎が疑われた。減黄目的に経皮経肝胆道ドレナージが行われ、胆汁が提出された。なお、狭窄部の
    胆管と十二指腸潰瘍部から生検が行われたが、悪性所見は指摘できなかった。


  • ①Pap ×2

  • ②Pap ×10

  • ③Pap ×40

  • ④Pap ×4

  • ⑤Pap ×10

  • ⑥Pap ×40

  • ⑦Pap ×40

  • ⑧Pap ×40
正解 5.腺癌
▼選択肢及び投票結果
1.急性胆管炎 (反応性異型) 1件 (1.0%)
2.原発性硬化性胆管炎 (反応性異型) 25件 (24.0%)
3.Low-grade BilIN 31件 (29.8%)
4.Low-grade IPNB 19件 (18.3%)
5.腺癌 28件 (26.9%)
投票総数 104件 (100%)  
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